2018/12/13

レンテンヤッコ

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【レンテンヤッコ】 2018/12/09 富戸

 ここに居る事はずっと分かっていたんだけれど、写真が撮れる場所まで中々出て来てくれなかったレンテンヤッコです。華やかな姿をチラッと見せては直ぐに岩穴の奥に引っ込んでしまいます。こんな小さな内から男心を焦らせるテクニックを心得ているとは末恐ろしい魚です。ま、そんな子供に翻弄されるジイサンもジイサンなんですけどね。

2018/12/12

オグロエソ

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【オグロエソ】 2018/12/09 富戸

 エソ類の繁殖期は夏に違いないと思うのですが、師走に入ったこの季節でもまだ、ピッタリ寄り添ったペアを見ます。この写真の前がメス、後ろがオスなのだと思います。殆ど動かないのですが、時々モゾモゾと体を小さく揺するので、「すわっ」と身構えるのですが、何も起こりません。この時はまだ午後2時過ぎで本番は夕方なんだろうけど、このペアは放つオーラが只ならない気がしたんだけどなぁ。

2018/12/11

いろとりどりの親子

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【いろとりどりの親子】

 同性愛、ダウン症、自閉症、低身長症、更には十代での殺人など、「普通」とは異なる様々な子供が遭遇せねばならぬ困難とそれを理解し共有しようとするそれぞれの両親を描いたドキュメンタリーです。

 予告編を見た段階では、「普通と異なる子供」→「困難な日常」→「普通への問い掛け」→「理解と共生」→「多様な社会への希望」と繋がって行くお話なのだろうと想像していました。確かにその様な展開ではあるのですが、僕にはとても重すぎる内容でした。途中からは、目の前のスクリーンよりも、自分の脳内を見つめてばかりいる時間を過ごすことになったのです。その典型的な例が、低身長症の女性のお話でした。

 成人で小学校低学年ほどの身長の方を街で見かける事があります。そんな人が目に入ったらやはりそちらを見てしまいます。でも、「じろじろ見るのは失礼だ」と、直ぐに視線を逸らします。その一方で、わざとらしい視線の逸らし方は却って失礼なのではなかったかなとウジウジ考える事になるのです。ところが、本作はそんな軟(やわ)なウジウジなど容易にへし折る様に突き進みます。

 全米から低身長症の人々が集まる会議が年に一度開かれているのだそうです。その会場は低身長の人で溢れており、もしそこに居たら僕も視線の逸らしようなどないでしょう。正直に言えば、それは「凄い光景」に見えました。その場の一人一人は身長以外は我々と変わらぬ存在なのであり、社会で当たり前の生活が営まれねばなりません。それは頭では分かっていても何だか心がざわめくのです。僕の感じた「凄い」って、一体何なのでしょう。

 その会議では、出席の皆さんが参加してのファッション・ショーも開かれます。それぞれがお気に入りの服に身を包み、ランウェイを歩いてポーズを取ります。皆さん、本当に楽しそうで、観ている僕もほのぼのして来ます。でも、頭でっかちの僕はまたそこで立ち止まってしまうのです。「ほのぼの」って何だか上から目線ではないでしょうか。

 この会議では、低身長症の治療の為に新薬の治験の申し込みも議論されます。科学の進歩による福音が漸くもたらされるのかと僕は思ったのですが、何と彼らはその薬品を拒否し、

 「私たちには、治療すべきものはない」

と言い切るのです。更に、ある女性は、もし子供が授かるのならば、やっぱり低身長の子供が良いとまで言います。いろいろな経験の末にたどり着いた正直な思いにも聞こえます。でも、本当なのかな。ともやはり思ってしまうのです。そこまで人は強くなれるのでしょうか。

 作品の中では、

 「どんなに『普通』と違っていたとしても、我が子を取り換えようとする親は居ない」

という言葉が紹介されます。それもまた、長い苦悩の末にたどり着いた思いかも知れません。しかし、一方では、自分の子供の持つ「障碍」故に、

 「我が子を愛せない。そんな自分は人でなしなのだろうか」

と悩んでいる(それは決して少なくはないと思います)親御さん達を更に追い詰めてしまう言葉になりはしないでしょうか。

 色んな方向から放たれる矢が自分に向かって飛んで来て身動き取れなくなってしまいました。語られるのは多様性と希望なのですが、結局、自分の中にあるその難しさばかりが目に付いてしまったのです。己の面倒くささに辟易としつつも、それ故に非常に意味ある作品になったと感じた作品でした。

MOVIX橋本 にて (#64-220)

バグダット・スキャンダル

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【バグダット・スキャンダル】

 新聞も読んでるし、ニュースも見ているつもりでしたが、こんな事があったなんて全く知りませんでした。日本のメディアでも報道されていたのでしょうか。本作は、フセインとの戦争直前のイラクと国連を舞台にした巨額のお金を巡るスキャンダルの実話物語です。

 アメリカなどからの経済制裁をはじめとした包囲網によりイラクは追い詰められていたのですが、実際の皺寄せはすべて一般国民に押し付けられていました。その矛盾を解決するために「石油・食料交換プログラム」と云う計画が策定されたのだそうです。これは、国連がイラクのドル箱である石油を管理し、その販売金で食料を買い、イラク市民に配給しようとするもので、総額7兆円規模のプロジェクトでした。

 ところが、食料は国民には結局回らず、様々な武器・政治資金・賄賂へと流れて行き、国連の事務次長すらがそれに関与してお金を受け取っていたという大スキャンダルになったのです。ギリギリの理想を実現しようと努力していると思っていた国連でそんなにもグロテスクな不正が進行していたなんて驚きです。

 本作では、少しでも世界を変えたいと願い国連に入った男が、派遣先のイラクでその現実を目の当たりにして衝撃を受け、それを告発して行くまでをドラマとして描いています。

 人が集まる所にはお金が集まり、そこには現実の生々しい政治があるんでしょうねぇ。その前線では、「下手な正義面をしていると消される(政治的にではなく、肉体的に抹殺される)」という非常さにも縮み上がります。みみっちい買い物しか出来ない僕なんか、たちまちオシッコ漏らしてしまいそうです。

 それでも、現実と妥協しながらも、それを理想に僅かでも近づけようと紛争地域で奮闘なさっている多くの皆さんには敬意を払うばかりです。

 シネマカリテにて (#64-219)

ニシキキュウセン

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【ニシキキュウセン】 2018/12/09 富戸

 こ、このニシキキュウセン、お腹が膨れています! 何か大物を食ったのでしょうか。それとも卵持ちなのでしょうか。そうだとしたら、水温はまだ19℃だからギリギリ間に合いそうな気もします。でも、肝心のオスが見当たらないんだよなぁ。

2018/12/10

家族のはなし

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【家族のはなし】

 鉄拳のぱらぱら漫画に着想を得た映画化作品です。鉄拳のぱらぱらは、3年前にも『振り子』が実写映画化されています。分かり易いストーリー、泣かせる展開と云うのが日本人に受けると考えられているのではないでしょうか。

 リンゴ農家営む実家を飛び出し、東京でミュージシャンを夢見る息子が思い描いた様な夢を実現できず、一旦田舎に帰って来てリンゴ一筋の父と向かい合うのだが・・というお話です。

 まったく個人的なお話で申し訳ありません。

 この作品では年老いつつある父親を時任三郎さんが演じています。時任さんがリンゴを掌で包み込むように持っている姿を見ると、僕の脳内スクリーンでは勝手に映像が動き始めるのです。そのリンゴを、空中に軽く投げ上げると、桑田佳祐さんの声がそこに被さって来ます。

 ♪ 泣かしたこ~ともある ♪

 そう、35年近く前のドラマ『ふぞろいの林檎たち』がどうしても思い出されるのです。あの頃は、時任さんも、中井貴一さんも、柳沢慎吾さんもみんな20代の学生を演じていたのです。手塚理美さんも綺麗だったなぁ。それが今や孫が居てもおかしくないおじいさんやおばあさんです。

 時任さんだけでなく、同じ時間の経過でどの役者さんも同じ年を取っているのだから、それはおかしくない筈です。何より、僕自身が同じ様にジイサンになりました。でも、山田太一さん脚本のあのドラマは切ない思いと共に特に印象に残っているので、出演者の皆さんは僕の記憶の中であの時のままに残っており、それが「リンゴ」をスイッチとして突如蘇って来たのでしょう。

 だから、ごめんなさい。時任さんがリンゴ農園で働く姿は僕には何故か笑えてしまい、物語に身が入りませんでした。本作を語る資格がありません。

 ま、大凡予想した通りのお話でしたが、息子役の岡田将生さん、お母さん役の財前直見さん、地元の同級生役の成海璃子さんと、確かな演技の方が揃っているので「お涙頂戴が恥ずかしい~」と感じる事はありませんでした。

 それにしても、昔の事をこんなに思い出すという事は僕も老い先が短いのかなぁ。

イオンシネマ海老名 にて (#64-218)

ケサガケベラ

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【ケサガケベラ】 2018/12/09 富戸

晴れ時々曇り、やや波あり、水温:19℃、透明度:23m

 黒地に黄色点々ののケサガケベラの幼魚。背景を黒く落とすと、何だか不気味なホシゾラベラに。

2018/12/09

ルイス・ワスマン

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【ルイス・ワスマン】

 神奈川県民のみなさ~ん。12月15日オープンの地元映画館「あつぎのえいがかん kiki」の新設備導入は急ピッチで進行中ですよぉ~。

 このたび、ルイスワスマンの大型スピーカーシステムが設置されました。どうです、マンハッタンのスカイスクレイパーを思わせるこの威容。こんな映画館、今まで見た事がありません。

 今月の夕方はここで『踊るマハラジャ』を、年明けには恐らく『ストリート・オブ・ファイヤー』をこの大迫力の音響で見る事ができますよぉ~。楽しみだぁ。

 公式HPもいよいよオープンしました。

 http://atsuginoeigakan-kiki.com/

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パッドマン

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【パッドマン】

 このところ連戦連勝のインド映画の新作です。

 実は、この映画の事を知った時、「ああ、インド映画だし、こんなテーマだったら都内のミニシアター数館でしか上映されないんだろうなぁ」と思っていたら、シネコンでの上映もある事を知って驚きました。実在の人物に基づくそのお話というのが・・

 インドでは女性の生理用品として汚い布を今も繰り返し使っているのだそうです。市販の生理用品は値段が高くてとても一般の人々は買えないのだとか。妻がそうした不潔な布を用いているのを可哀そうに思った夫が一念発起して誰もが買える安価な生理用品を開発するまでを描いた物語です。

 日本の大手映画会社なら、そんなテーマの作品は企画段階で恐らく潰されてしまうでしょう。それでも制作しようとしたら、無理に家族の絆や夫婦愛のベタベタした物語にしなくてはなりません。そうした意味では、インド映画界の方がずっと自由度が広いのです。

 本作の優れているのは、作品を単なる成功譚としてではなく、深い社会性を持った物語として描いている点です。

 インドでは女性の生理はまだ「穢(けが)れ」として考えられており、その期間中、女性は家族と一緒に過ごすことは出来ず、バルコニーの様な場所で隔離されて暮らしているのです。そして、そんな事を口にするのは夫婦の間でも憚られる社会的禁忌なのです。日本でも嘗てはそんな風習があったのは聞いた事があります。

 そんな条件下で、男性が生理用品を作って、その試作品を多くの女性に頼んでテストしようとするのですから、彼は地域社会では狂人扱いされることになります。その展開が、面白くもあり、彼の苦闘に観る者は共感を寄せる事になります。

 それから、幾つかの出会いがあり、幸運があり、やがて彼の製品と製造技術は安価で確かなものとして認められる事になります。その間、フェミニズム的視点は失わず社会性を保ったまま、エンタテインメント性もたっぷり、大人の歯がゆいラブストーリーあり、インド映画らしく音楽と踊りもありで、申し分のない作品になりました。

 終盤、貧しい人々に恩恵をもたらす製品の開発者として認められた彼は国連に招かれてスピーチを行います。それが泣かせるのです。彼は英語を流暢には話せないので、簡単な単語を繋いだだけの様な内容に過ぎません。字幕がなくとも我々にも理解できる程です。でも、それなのにその言葉の一つ一つが力強いのです。見事でした。

 トッピング全部乗せの丼みたいな作品でしたが、味の芯はしっかりしていてお腹はたっぷり膨れました。インド・カレーはピリリの辛さだけでなく、複雑で深い香辛料が持ち味なのです。

TOHOシネマズ海老名 にて (#64-217)

2018/12/08

クマドリカエルアンコウ

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【クマドリカエルアンコウ】 2018/12/08 富戸

 晴れ、波あり、水温:19℃、透明度:22m

 久々に見るクロクマ(黒のクマドリカエルアンコウ)です。

 じっくり見ていてふと思ったのですが、クマドリは、カエルアンコウの中でも同定が容易で、その名の通りの顔の隈取り模様で直ぐにそれと分かります。一方、黒地に黄色点々のこのパターンは隈取模様が見えなくとも、自動的に、「クロクマ」と決めてしまっていますが、本当なのかな。

 と、目を凝らしてよく見ると、背ビレ第2棘が先に行くほど太くなっているから確かにクマドリのようです。ま、可愛い模様だから別に何でもいいんですけどね。

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